ワインを「開けた後の保存方法」に関する知識
ワインは度数の高いお酒です。
ボトルを開けた後、全部飲み切れない場合もありますよね。
そのままにしておくと悪くなりそう…。
すぐに飲まないと美味しくなくなるんじゃないの?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、開栓したからといって、無理してすぐに飲み切る必要はないんです。
適切な保存方法を心がければ、白ワインなら2~3日、赤ワインなら3~5日は美味しく飲むことができます。
ボトルを開けた後にワインを保存する場合は、次の点に注意しましょう。
①ボトルの残量と空気の量に注意する。
空気の量が多いほど劣化が進みやすく、ワインの量が多いほど長持ちします。
大きなボトルの底にほんの少しだけ残ったワインだと悪くなりやすいのです。
そういう時は小さめの容器に移し替えるなどして、ワインと空気が触れる面積が少なくなるようにしましょう。
②ワイン保存用アイテムを使用する。
密閉性の高い「ワインストッパー」やボトル内の空気を抜き真空状態にする「ポンプ式のワインセーバー」などが販売されています。
こういつアイテムを利用してみるのもひとつの方法ですね。
また、ボトル内に注入するガス(窒素や二酸化炭素)もあり、これらをうまく活用することで酸化を防ぐのに役立ちます。
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ワインを飲む「温度」に関する知識
ワインを飲む時に気になることのひとつが、飲む時の「温度」ではないでしょうか。
実は、ワインの種類によって適切な温度があるのです。
ワインの温度は香りや味わい、舌触りにも影響するほど重要な要素です。
同じワインでも温度の違いでまるで別のワインのように感じることもあります。
温度が適切でないと、せっかくの味わいが損なわれてしまうこともあるので要注意です。
温度別にまとめてみました。
6~8℃
・発泡性のワイン
・酸味やキレのある辛口の白ワイン
8~11℃
・甘口ワイン
・フルーティーな白ワイン
11~13℃
・濃厚な白ワイン
・軽めの赤ワイン
14~16℃
・なめらかな赤ワイン
16~18℃
・濃厚な赤ワイン
グラスに注いだ後、体温や気温によってグラスの中のワインの温度は上昇する傾向があります。そのため、一般的にはワインを注ぐときの温度は高いよりも低い方が良いとされています。
また、温度が低くなるほど、香りが隠れ酸味とタンニンが強くなる特徴があり、あまりに冷たすぎると硬い舌触りとなり、香りが消えてしまうという特徴があります。
このあたりも知識として知っておくことで、幅広くワインを楽しめることでしょう。
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ワインを「開けるタイミング」と「シャンパンの開け方」に関する知識
ワインは、開けることで空気に触れて徐々に変化していきます。
これは「劣化する」ということだけではなく、空気と触れることで「香りが開き」ワインにとってよい影響をもたらすことでもあるのです。
そのため、ワインを開けるタイミングは非常に重要になってきます。
ワインの種類によって、そのタイミングが違ってきますので、次の例を参考にしてみてください。
「3時間前」に開けた方がよいワイン
①フランス、チリ、アルゼンチン産の若くて力強いワイン
②イタリア、スペイン、ポルトガル産の骨太なワイン
「1時間前」に開けた方がよいワイン
①発泡性を除く、すべての赤白ワイン
「飲む直前」に開けた方がよいワイン
①フルーティーな辛口の白ワイン
②軽めの赤ワイン
③発泡性のワイン
また、「シャンパンの開け方」についても触れておきます。
シャンパンは発泡性のワインなので、普通のワインとは違って開け方にもコツがいります。
パーティーなどでよく飲まれるシャンパンですが、次の点に注意して開けてみましょう。
①開ける前にボトルを振らないでください。(炭酸ガスがボトル内で大量に充満してしまいます。)
②コルク押さえている金属製の王冠を外したら、親指でコルクを押さえましょう。
③コルクを引っ張るのではなく、ボトルを回ながらコルクを抜いていきます。
④コルクが徐々にゆるくなってきたら、完全に抜けるまでコルクとボトルから手を離さずにいてください。
⑤最後にコルクを「ポンッ」という軽快な音とともに抜きましょう。
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ワインの「香り」と「味わい」に関する知識
まず、ワインの「香り」についてです。
よく、ワインを口にする前に、グラスの中のワインの香りを嗅ぐしぐさをするのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
次のようにやってみると、スマートに見えるはずです。
①ワインをグラスに入れ、動かさない状態で香りを感じる。
②香りを開かせるため、グラスの脚をクルクルと回してワインに空気を取り込む。
③空気に触れさせた後で表れたり変化したりした香りを感じる。
次に、ワインの「味わい」についてです。
ワインを表現する味覚の種類には、主に以下のようなものが挙げられます。
①苦み
②甘み
③塩味
④酸味
ここで、ちょっとした豆知識。
「タンニン」という成分について聞いたことはありますか?
この「タンニン」は赤ワインに欠かせない存在です。
特に赤ワインにとっては味の決め手となる重要な要素です。
ロゼワインには含まれる場合と含まれない場合があり、一般的に白ワインには含まれません。
「タンニン」はぶどうの皮、種に含まれています。
赤ワインの醸造では、絞られたぶどう果汁に暫くの間皮と種をつけておくことから、果汁のなかにこの成分が抽出されるのです。
「タンニン」を含むことで口の中が渇くような感覚を感じます。
渋いお茶を飲んだ時のアレです。
ざらざらとした感触のものもあれば、なめらかな感触のものあり、この違いもワインの風味の違いを生み出す要素のひとつとなっています。
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ワインの「冷却方法」に関する知識
一般的に、ワインは高温よりも低温のほうが良いとされます。
それは、保管する時においても飲む時においても同じです。
詳しくは別の記事にも掲載していますので、よければそちらもご覧ください。
一般的に、ワインは冷暗所(涼しくて暗い所)での保管が適切です。
温度に関していうと、適切な温度は15℃とされます。
通常、18℃以上の温度で保管すべきではないとも言えます。
できれば、ワインを飲む時間に合わせてピッタリの温度にしたいですよね。
では、どうすれば良いのでしょうか。次の方法を試してみてください。
・「2~3時間後」に飲みたい
適温になるまで冷蔵庫に入れておきましょう。
「1時間後」に飲みたい
氷水の入ったワインクーラーにボトルを入れましょう。
冷蔵庫よりも温度を下げることができるので、短時間で冷やすことができます。
「1時間内」に飲みたい
冷水と氷を入れたワインクーラーに一掴みの塩を入れてみましょう。
塩を入れることでより急速に温度を下げることができます。
面白いですね。
ただし、これらは緊急時の対応になります。
時間に余裕がある場合は、ワインクーラーなどで適温を保っておくといつでも美味しくワインが飲めるでしょう。
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ワインの「保管方法」に関する知識
ワインが好きな人のなかには、まとめ買いをする人も多いのではないでしょうか。
・全部飲み切るまでにはしばらく時間がある。
・パーティーで振る舞う予定で買ったけどまだ時間がある。
そんな時、どうやって保管したらいいか悩みますよね…。
ワインの保管方法にはコツがあるのです。
ワインを保管するときは次のことに気をつけてみましょう。
①ボトルを横に寝かせる
コルクを使用したワインは横に寝かせることでコルクにワインが触れる状態が続きます。コルクが常に湿った状態になることで高い気密性が保たれるのです。
②6~18℃で保管する
基本的には、ワインは寒くなると成長が遅くなり、暑くなると早くなります。
急激な温度変化はワインにダメージを与えてしまう危険性があるのです。
オーブンの近くなど、温度が高くなる場所で保管するとワインが急速に劣化してしまう恐れがありますので、安定した温度管理のできる場所での保管がおすすめです。
③75%~90%の湿度で保管する
空気が乾燥しているとコルクが乾き気密性が保たれずにワインが空気に触れてしまいます。ただし、湿度が高すぎるとコルクにカビが発生したり、ラベルがはがれたりしてしまうので、適度な湿度を保つことが重要です。
④暗い所で保管する
明るい所に保管して光が当たってしまうとワインの色や香りが失われてしまうため、必ず暗い場所に保管しましょう。
⑤臭いの強いものの近くに置かない
臭いの強いもの(例えば 灯油 や にんにく など)の近くは、コルクを通してワインに臭いが移ってしまう可能性があるので要注意です。
適切な保管方法を知って、長く美味しくワインが飲みたいですね。
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「ワイングラス」に関する知識
ワインを飲む時に必要なものとして忘れてはならないのが「ワイングラス」ですね。
ガラスコップやマグカップ、湯呑み…
飲もうと思えばどんな容器に入れてでも飲むことができるワインですが、ワイングラスで飲むことにはとても重要な理由があるのです。
⇧ ワイングラスブランドとして有名な RIEDEL(リーデル)はおすすめです。
①ワイングラスの脚
ワイングラスは長い脚が特徴的ですよね。
長い脚を持つことで、ワインの温度が上がるのを防ぐ役割があるのです。
②ワイングラスの形状
ワイングラスは丸みを帯びた形状をしています。
丸い形をしていることで、ワインが空気と触れやすくなります。
ワインは空気と触れることで香りが引き立ちます。
飲み口が広すぎるコップなどはワインの香りを外に逃がしすぎてしまうので、このワイングラスの形がベストなのです。
③ワイングラスの選び方
飲むワインの種類によってワイングラスを変えてみましょう。
赤ワインには、力強い香りが楽しめるように飲み口の広いグラスを選びましょう。
一方で、繊細な白ワインには飲み口の狭いグラスがおすすめです。
④ワイングラスの素材
クリスタルでできたワイングラスが最もおすすめです。
ガラスでできたものよりも薄く、軽やかで繊細な質感がに唇に伝わることでしょう。
グラスの存在を忘れ、ワインの液体のみを堪能しているような感覚を感じることができます。
クリスタルには熱を通しにくいという性質もあり、ガラスに比べるとワインの温度を保ちやすくなっています。
また、クリスタルでできたワイングラスの表面には微妙に凹凸があります。
ワイングラスを回すことでその凹凸にワインが引っ掛かり、香りを広げやすくする効果もあるのです。
ただし、高価で割れやすいので、シーンによって使い分けも必要になりそうです。
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